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自前芸妓へ

Posted by admin on 2008 年 5 月 25 日

年期を終える頃になるとまた一つの節目がやってくる。自前になるか、やめるか。自前とは屋形から経済的に独立している芸妓のことで、真の意味での一本立ちとは自前になることであろう。
廓の中か近くに住まいをかまえ、着物類も自分で購入することになるが、それには莫大な費用がかかる。旦那のある妓は良いが、ない妓は働きながら返済してゆ かねばならない。大きな借金を抱えてまでやってゆきたい程、自分にとって魅力のある世界なのか。衿替えはしたものの、芸妓の生活は舞妓の時よりずっと厳し く、芸においてもハイレベルのものを要求されるので、もう一度悩む妓が多いのが現実だ。
年期は普通6年前後。決心が付けば年期明けの日、分家姉妹(同じ屋形出身の芸妓やすでにやめていても連絡の取れる人)はじめ、関係筋に挨拶に回る。もちろ ん屋形の女将にもしっかりとお礼を述べて、芸妓としても人間としても一人立ちするのである。10代半ばで廓に入って来る子らは現在でも母子家庭に育った子 供の割合が多い。自前になって母親を呼び寄せ一緒に住むのが芸妓の夢であり、誉れであると廓の中では考えられている。

to “自前芸妓へ”

  1.   David Chai が書きました:

    よく見ると後方の「昭和」のスーツ姿の男性が、何となく自転車のお年寄りに「通せんぼ」をして、威嚇しているかように見えるのですが、前を歩く舞妓さん(小糸さん?)の笑顔があまりにも爽やかなので、想像をかきたてられますね。

    後方からもう1人の舞妓さん(芸妓さん?)が歩いてきていますが、スーツの男性はその舞妓ちゃんのファンで、絶好の位置から写真を撮ろうとしていたところ、自転車のお年寄りが偶然通りかかり、無神経にも舞妓ちゃんの前を横切ろうとしたため、シャッターチャンス死守のために、やむなく歯を見せ「むきーっ!」と威嚇したのでしょうか?
    お年寄りの表情は、ややこわばっているようです。

    アスファルトむき出しの地面がバブル以前の「昭和」で、それもまたいいですね。タイムマシンがあったら、行ってみとおす。

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