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      「引き祝い」

      Posted by admin on 2008 年 5 月 25 日

      芸妓、舞妓をやめるときは「引き祝い」をする。「引き祝」と芸名、本名の書かれた三角の紙に白い物を付けて配るのが習わしであり、これをしなければ、廓に 不義理をしてやめた、ということになる。以前は「白蒸し」というおこわを配り、中身が白だけであれば、「もう二度と廓には戻ってきません」というしるし。 赤飯が入っていれば「また戻ってくるかも知れませんからそのときはよろしく」の意とされた。
      結婚、転職など引き祝いをする理由は様々。現在の宮川町ではおこわを配ることはほとんどなく、砂糖や白いハンカチ、白生地などを配るのが一般的。その横 に、白だけではおこがましい、と赤い南天の実などが控えめに添えてある。引き祝いは舞妓でやめる妓も芸妓の洋髪姿で挨拶に回る。白ぬりで回らないのは、素 人になります、の意味であろう。「おめでとう」「おきばりや」「惜しいなぁ」とかけられる言葉の一つ一つに、送る人の廓での人生が写し出されている。

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